ペニスのサイズに関する悩みは多くの男性に共通する問題です。その解決方法の1つが「注入によるペニス増大術」です。この記事では、注入法の基本知識や種類、具体的なメリットやデメリット、注意点について詳しく解説します。
注入によるペニス増大術の基本的な仕組み
注入法とは、ヒアルロン酸や自己脂肪、PRPGなどを陰茎や亀頭に注射し、サイズ感や硬さを高める施術です。サプリよりもしっかり効果を感じたいけれど、メスを使うような外科手術には抵抗がある――そんな方に選ばれている、比較的手軽な治療法です。
主な注入物質の種類と特徴
ここからは、注入によるペニス増大術で使用される代表的な物質を解説します。
1. ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は人体にもともと存在する物質で、アレルギー反応や拒否反応のリスクが低いのが特徴です。吸収性があるのが特徴的で、効果の持続期間は1年程度となるため、継続的な注入が必要となります。
ヒアルロン酸のメリット
- 手軽で即効性がある
- ダウンタイムが比較的短い
ヒアルロン酸のデメリット
- 時間とともに吸収されるため、定期的な再注入が必要
- 注入量が多すぎると、不自然な仕上がりになる可能性がある(医師の腕の差が出やすい)
- ヒアルロン酸注入後に壊死が起こる可能性がある
2. ボトックス
陰茎海綿体にボトックス(ボツリヌストキシン)を注射することで、勃起力の向上や通常時のサイズ改善が期待できる治療法です。ヒアルロン酸注射が主にサイズを大きくする目的で行われるのに対し、ボトックス注射は血流を良くすることで、勃起機能の改善や早漏の改善など、機能面での効果が期待されます。
ボトックス注射のメリット
- EDの改善が期待できる
- 血流改善により、非勃起時のサイズアップが期待できる
- 比較的即効性がある
ボトックス注射のデメリット
- 持続期間が6~12ヶ月間と短め
- 効果には個人差がある
3. 自己脂肪注入
自分の脂肪を腹部や太ももから吸引し、陰茎に注入します。効果はヒアルロン酸よりも長くなりますが、脂肪を吸引して注入するという流れになるため、やや大がかりな施術になります。また、注入した脂肪細胞の一部は定着しないため、多少の凹凸感が出ることは避けられず、質感や見た目が不自然になりやすいというデメリットがあります。
自己脂肪注入のメリット
- 自己由来のため、安全性が高い
- ヒアルロン酸と比較し、半永久的な効果が期待できる
自己脂肪注入のデメリット
- 採取部位の負担がある
- 吸収される脂肪量には個人差があり、再注入が必要な場合もある
- ヒアルロン酸と比較し、通院が必要となるケースが多い
- 大きさが変動することがある
- 見た目が不自然になりやすい
4. PRP(多血小板血漿)療法(PRPG注射)
自身の血液から抽出したPRP(多血小板血漿)と医療用成長因子(グロースファクターGF)を配合した増大カクテルを亀頭や陰茎に注入することで、陰茎海綿体を再生させ、ペニスのサイズアップや勃起力の改善、ED根本治療を目指す治療です。ヒアルロン酸やボトックスなどの異物による増大ではないため、効果が長期間持続し、見た目や平常時の硬さもナチュラルです。
PRP療法(PRPG注射)のメリット
- 自己由来のため、安全性が高い
- 自然な増大効果と同時に勃起力向上も期待できる
- 効果が長期間(5年以上)持続する
PRP療法(PRPG注射)のデメリット
- 2〜3日は患部が腫れたり痛みが生じることがある
- 個人差がやや大きい
- 即効性がない
それぞれのメリット、デメリットをしっかり把握し、どの施術が一番良いか検討するようにしましょう。

注入によるペニス増大術のメリット
注入法のメリットをまとめました。
- 外科的手術に比べてリスクが低い
- ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ない
- 効果が即時に感じられることが多い
- 施術が比較的短時間で済む(約20分〜30分)
- 自然な仕上がりを求めやすい
注入によるペニス増大術のデメリット
メリットと同時に、以デメリットや注意点も知っておきましょう。
- 一定期間後に効果が薄れるため再施術が必要なケースが多い
- 注入物質により、アレルギー反応や炎症が起きる可能性がゼロではない
- 不適切な量や注入法で、不自然な形状やしこりができるリスクがある
- 定期的なメンテナンスが必要となる場合もあるため、費用がかさむ可能性がある
注入術を選ぶ際の注意点
注入法を検討する際には、以下のポイントに注意しましょう。
- 医療機関の信頼性を確認する:施術を行うクリニックの評判や医師の資格、実績を事前にしっかり確認しましょう。医師の技術力によって仕上がりや安全性が大きく左右されます。
- カウンセリングを重視する:施術前のカウンセリングでは、自分の希望や不安をはっきりと伝え、適切なアドバイスを受けることが重要です。不明点があれば遠慮なく質問するようにしましょう。
- 注入物質の特徴を理解する:ヒアルロン酸、ボトックス、自己脂肪、PRPGなど、それぞれの注入物質の効果、持続期間、副作用などを詳しく理解して選択することが大切です。アレルギーなどの観点からもチェックするようにしましょう。
- 費用面を明確にする:施術費用だけでなく、再施術の必要性やアフターケアにかかる費用、追加料金が発生するケースなど総合的な費用を把握しておくことが重要です。後々のトラブルを避けるためにも、詳細な費用の明細をクリニックに確認しましょう。
- 術後のケア体制を確認する:施術後のフォローアップやトラブル対応が整っているかどうか、保証制度や無料診察の有無も事前に確認しておきましょう。
- リスクを理解し慎重に判断する:メリットだけでなく、施術に伴うリスクや副作用についても十分理解した上で、慎重に判断しましょう。後悔のない選択をするためにも、自分自身の体質や健康状態を医師としっかり共有することが大切です。
実際の施術の流れ
具体的な施術の流れをより詳しく解説します。あくまでも一例のため、詳細は検討しているクリニックに問い合わせてみましょう。
①カウンセリング
医師によるカウンセリングで、施術の詳細や希望、体調やアレルギー歴などを詳しく確認します。
②麻酔処置(局所麻酔)
注入部位に麻酔クリームまたは局所麻酔を施します。痛みを最小限に抑える工夫がされます。
③注入施術(約10〜60分)
麻酔が十分効いてきたら、選択した注入物質を、適切な位置、量で注入します。注入にかかる時間は、注入する物質にもよりますが、ヒアルロン酸やPRPGであれば10~15分程度が一般的です。
④術後の休憩と状態確認
注入後は30分程度院内で休憩し、腫れや内出血など異常がないか医師が最終確認を行います。
⑤アフターケア説明と帰宅
術後のケア方法(入浴・運動の制限、薬の服用方法など)について具体的に説明を受け、注意事項の書かれた書面を受け取って帰宅します。
注入法の費用相場
注入法の費用相場を表形式にまとめました。
注入物質 | 費用相場(目安) |
---|---|
ヒアルロン酸 | 数万円~5万円程度(1ccあたり) |
ボトックス | 約5万円〜10万円程度(1ccあたり) |
自己脂肪注入 | 約20万円〜50万円 |
PRP療法(PRPG注射) | 約15万円〜30万円 |
施術内容や医療機関によって費用が異なる場合がありますので、詳細は各医療機関に直接お問い合わせください。
まとめ
注入によるペニス増大術は、安全性が高く手軽で即効性がある一方、持続期間や再施術の必要性などの課題も存在します。自身の希望や予算、ライフスタイルに合わせて適切な注入法を選択することが、満足のいく結果を得るための重要なポイントです。まずは信頼できるクリニックで専門家の意見を聞き、自分にとってベストな施術方法を見極めましょう。